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​|建設業許可:左官工事業

​     許可業種の詳細

建設業許可を新規で申請する時、また許可取得後に業種追加する場合は、「何の工事で取るか」を決めます。

建設工事の種類は、建設業法上、「2つの一式工事」と「27種類の専門工事」に分類されています。

このページでは、「左官工事業」についてご説明いたします。

​《 左官工事業とは? 》

左官工事業とは、工作物に壁土、モルタル、漆くい、プラスター、繊維等をこて塗り、吹付け、またははり付ける工事のことをいいます。建築物に対する吹付け工事も含みます

​《 左官工事業に該当する工事 》

  • 左官工事

  • モルタル工事

  • モルタル防水工事

  • 吹付け工事

  • とぎ出し工事

  • 洗い出し工事

​《 左官工事業で専任技術者になれる資格 》

​●1級建築施工管理技士
●2級建築施工管理技士(仕上げ)
●技能士:左官1級、左官2級(+実務経験3年)

*特定建設業の左官工事で専任技術者になることができるのは、1級建築施工管理技士のみです。

​《 左官工事業でよくある質問 》

​Q:高等学校卒業後5年以上か、大学卒業後卒業後3年以上の実務経験があれば、専任技術者になれると聞いたことがありますが、学科は何でもOKでしょうか?

​A:単なる高卒・大卒では無くて、指定学科を卒業している必要があります。

左官工事業の場合は、「土木工学(農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含む)」又は「建築学」に関する学科が対象です。それ以外の学科を卒業されていて、対象資格をお持ちでない場合、左官工事の10年の実務経験で取ることになりますね。

Q:モルタル防水工事を多く請け負っていますが、これは「左官工事」じゃなくて「防水工事」の様に思いますが?

A:そうですね。モルタル防水工事は、左官工事と防水工事のどちらにも当てはまります。
ですので、モルタル防水工事は、「左官工事業」「防水工事業」どちらの業種の許可でも施工が出来ます。迷われる場合は工事内容が分かる注文書や請求書をお持ちください。左官にするか防水にするか、アドバイスさせていただきます。

Q:吹き付け工事って、「とび・土工・コンクリート工事」の業種にもありますよね?

A:あります。

「左官工事」の吹き付け工事は、建築物に対するモルタル等を吹き付ける工事をいい、「とび・土工・コンクリート工事」の吹き付け工事は、法面処理などの為にモルタルや種子を吹き付ける工事のことを言います。

法面(のりめん)とは、切土や盛土により作られる人工的な斜面のことで、同じ吹き付け工事でも、建築物に対する吹き付け工事をする左官工事とは区別されているのです。

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