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  • みつば行政書士事務所

趣味でドローン飛ばすのは許可されないって本当ですか?


こんにちは。行政書士の瀬野です。

12年前にソニーが発売したあの犬型ロボットAIBOが新型aiboとなって来年発売されるそうです。

こちら→(ソニーの公式サイト)からプロモーション動画を見ることが出来ますが、もうほとんど犬です。

AIBO君については当時からものすごく興味がありましたが、やっぱり問題はお値段です。新型aiboは約20万円。ペッパー君の本体価格とほぼ同じ。そして今はやりのAIを搭載して賢さ10割増しだそうです!

つぶらな瞳は有機ELだからきっと黒目が綺麗で、22軸の可動部があるので結構犬っぽい仕草が再現可能だと思います。そしてここで重要なのがセンシング技術。細かな反応や動きが可能なのは、裏で色々なセンサーが頑張っているからなのです。何社の部品メーカーが絡んでいるのか解体して調べてみたくなりますが、そのうちどこかのサイトでUPされるでしょうからのんびり待ちます。

それにしても3万円とかだと買おうと思いますが20万円・・・誰か買いませんか?買ったら見に行きます^^

 

さて、今回のお題は「趣味でドローン飛ばすのは許可されないって本当ですか?」です。

AIBOからのドローンと、本日のブログはメカメカしいので好き嫌いがあると思います(笑

お題に対していきなりの答えになってしまいますが、ドローンの飛行申請書には目的欄があり、

ここで「趣味」にチェックを入れて包括申請しても許可は下りません。(2017年10月現在)

【後日補足】

2019年1月現在、当事務所では取扱事例がありませんが、一部下りる場合もあるそうです(補足ここまで)

しかしその事は国土交通省のWebサイトにも申請書の記載事例にも掲載されていません。

実際に飛行申請書を作成し、申請→提出した後、国交省や航空局から修正依頼が入って初めて分かるのです。「あの~、申し訳ないですけど、趣味で飛行させる場合には、飛行場所をあらかじめ指定して個別申請でお願いしますね~」みたいな感じで言われます。

この様に、実際に申請してみないとなかなか分からないポイントが多いのがドローン飛行許可申請です。

また、新しい許可制度なので毎月の様に細かな点が変更されていて、半年前の感覚で申請すると必ず補正が出ます。

そして最近では、外国人が公園や皇居で無許可でドローンを飛ばし問題となっていて、規制は更に厳しくなる方向です。そのうち免許制になるかも知れませんね。

前後しましたが、先ほどの「包括申請」と「個別申請」について簡単に説明しておきます。

●個別申請とは

ドローンを飛行させる日と飛行する経路があらかじめ確定している場合に行なう方法です。包括申請に比べて取得しやすいのですが、例えば雨風などで飛ばせなくなった時など、急な変更は一切無理なので割と困ります。

●包括申請とは

先ほどの個別申請の例とは逆に、”悪天候で予定していたフライトが行えなくなった時にも、別の日にドローンを飛ばしたい” などと言った柔軟な変更が可能なのが包括申請です。空撮や点検、測量などでドローンを利用する場合は包括で申請をする場合がほとんどです。

それなら、趣味で飛ばすときは個別申請したらいいんじゃないの?と思われそうですが、「この日!」と決めて申請した日が、ドローン飛行に適した天気かどうか予測するのが難しいのです。雨天はもちろんNGですが、やっかいなのが風速。ドローンは風にとても弱いのです。

・・・と、個別申請では融通が利かないので、実際には「期間包括申請・1年間」で申請するパターンが多いですね。

【まとめ】

ドローン飛行許可申請の目的を「趣味」で申請すると・・・

⇒ 個別申請であれば許可されるが、その指定日に飛ばせるかは運次第(主に天候面で)

⇒ 包括申請だと許可されない

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