• みつば行政書士事務所

傷害事件を起こした息子と縁を切りたい


こんにちは。行政書士会の瀬野です。

気が付いたらもう11月末、今年もあと一か月です。早いですね~!

今年は自らの決断と行動で激動の年になりましたが、来年はどんな年になるのか見当もつきません(笑

試行錯誤しながら頑張ります^^

さて本日のお題は「刑事事件を起こした息子と縁を切りたい」です。

法的に親子の縁を切ることは出来るのでしょうか?

Q:うちには35歳のひとり息子が居るのですが、数年前から家庭内で暴力をふるったり、定職にも就かず私や妻に小遣いを要求してきます。それが最近エスカレートしていて、このままだと殺されるのではないかと身の危険を感じることも度々あります。先日、思い切って警察に相談したのですが真剣に取りあってくれませんでした。そんな中、居酒屋で隣の客と口論になり傷害事件を起こしてしまい、もうこれからどうすればいいのかわかりません。私も妻も疲れ果て、息子とは縁を切りたいと思う様になりましたが、法的に対処する方法はあるのでしょうか? 教えてください。

A:結論から申し上げますと、息子さんが実子の場合は、親子関係を解消する法的な方法はありません

昔の映画やドラマなどでは、「お前はもう勘当だ!」などというシーンがあり、実際に明治23年に公布された「旧民法」では勘当の制度があったのですが、現行の民法では認められていません。

ですので、法律上は血のつながりのある親子の関係を切ることはできませんが、違う側面から問題を解決する方法があるかもしれません。

Q:どんな方法があるのですか?

A:「親族関係調整調停」の利用を検討してみてはどうでしょうか。

あまり一般に知られていない制度ですが、親族間の感情的な対立や、財産の管理に関する紛争等で円満でなくなった関係を回復するための話し合いをする場として家庭裁判所の調停手続きを利用するものです。調停手続の過程において、親子関係が上手くいかない原因などについて、当事者双方から事情を聴いたり必要に応じて資料等を提出してもらうなどしているうちに、次第に関係性が改善される例もあります。

Q:あの息子がその様な場に出てくるとは思えません。とにかく、何か話しかけただけで暴力を振るって来るので・・・腫れ物に触るような感じです。

A:そうですか・・、その様に常に情緒が安定していないとすると、もしかしたら精神的な問題かも知れませんね。であれば、「措置入院させる」という手段もあります。

措置入院は強制入院ともいいますが、精神障害者の入院形態のひとつです。自傷したり他人に害を及ぼす可能性がある場合、都道府県知事の権限と責任によって強制的に入院させることができるという制度です。

Q:両方とも初めて耳にする制度ですので、一度きちんと内容を理解してから検討してみます。

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