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  • 執筆者の写真みつば行政書士事務所

「ものづくり補助金」の事前告知がありました


こんにちは。行政書士の瀬野です。

カヌー選手の薬物混入事件を見て、やっぱり日本は性善説で溢れているのだなぁと改めて感じました。

例えば、簡単な会場の立食パーティーなどでは、みんな荷物やカバンを部屋の隅など一か所に纏めて置きます。カバンの中には財布やPCなど貴重品が入っていても、「まさか盗る人は居ないだろう」という性善説です。他にも、訪問先の応接室にカバンを置いたままデモルームを見学、海辺のビーチパラソルの下に鍵や財布が入ったバッグを置いたまま海に入る、商店の駐車場に品物が入った段ボールを日中置きっぱなし・・等々、いくらでも思いつきます。今回の事件も、まさか置いているペットボトルに仲間が何か入れる訳はないと思っていたのでしょう。今まで当たり前だと思っていたことがそうでは無くなる感じの、何やら考えさせられるニュースでした。

 

さて本日は、「ものづくり補助金」に関するお知らせです。

このブログで補助金の事を紹介するのは初めてなので、まずは概要からザックリ説明します。

【そもそも補助金ってどんな制度?】

まず事業計画を作成し、それが国や自治体等の定めた目的・要件に合致し適切と認められた場合は、その事業実施に必要な資金の一部(2分の1~3分の2、数百万~数千万円)を、国や自治体が補助をする制度です。受け取った補助金は、原則として返済不要です。

【補助金には返済不要のほかにどんなメリットがある?】

補助金と言っても誰でも簡単に貰えるわけではありません。ある程度厳しい審査を通過しなければならず、無事採択された企業は、対外信用力が向上します。その副次効果として資金調達時の金利が優遇されることが多々あります。また、複数の補助金の採択を受けている企業も珍しくなく、まず少額補助金からスタートして大型補助金を獲得することで、事業の拡大を図るケースが多く見られます。

【助成金とは何が違うの?】

「助成金」は、要件をきちんと満たせば先着順で交付されるものが多く、厚生労働省より実施されています。雇用している労働者に対するものが中心で、助成額のボリュームゾーンは数十万円です。一方「補助金」は、経済産業省等が実施主体の比較的高額なものが多くなっています。助成金とは異なり、要件を満たした前提で、作成した事業計画をもとに分かりやすく説得性のあるプレゼンテーションを行う必要があります。そこで審査を通過したら採択となります。採択率は年によって変動します。

【前回はどんな会社が採択されたの?】

平成28年度補正 革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金採択案件一覧 をご参照ください。

今年実施される「ものづくり補助金」は、予算額1000億円、「IT導入補助金」は同じく500億円が予定されています。

実際の補助金の募集開始は、平成29年度補正予算成立から1ヶ月程度後です。

予算案は、平成30年1月22日開催予定の通常国会にて承認後、速やかに執行されることが予想されます。その為、平成30年2月には各補助金の募集開始が予想されます

エントリーされる会社は、そろそろ心構えが必要な時期ですね。

#補助金

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