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  • 執筆者の写真みつば行政書士事務所

第7回「ものづくり日本大賞」受賞者決定


こんにちは。行政書士の瀬野です。

リンゴを切ってしばらく置くと茶色っぽくなりますよね。切った断面が空気に触れ酸化して茶色になるのですが、それは一体どういう仕組みなのか?と思い調べて見ると、意外と複雑な化学反応によるものだと言うことが分かりました。はい、お察しの様に今日もマニアックな話題です^^

リンゴの中にはベンゼン環が1個、もしくは2個のフェノール化合物が含まれています。収穫したリンゴの内部では、フェノール化合物はそれぞれの細胞内に脂の膜で包まれた状態で保管されています。それが、包丁で切ることでこの細胞膜が破れフェノール化合物が外に流れ出し、空気に直接触れ酸化して黄色になります。このフェノール化合物自体はもともと無色なのですが、酸化する事で黄色になり、さらに時間が経つと化合物同士が互いに引き寄せ合って大きな塊をつくり、結果、茶色っぽく見えるようになる、との事です。

あと、この褐色変化はリンゴの自己防衛反応によるもので生物の細胞を傷つける働きがあります。少量ならば問題ないのですが、出来れば茶色になった部分は切り落として食べましょう。

 

さて本日は、「ものづくり日本大賞」についてのお知らせです。

●「ものづくり日本大賞」って何?

ものづくり日本大賞とは、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきたものづくりを着実に継承し発展させていくため、製造・生産現場の中核を担う中堅人材や、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、また今後を担う若年人材など、ものづくりの第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められる方々を顕彰する制度です。

⇒ つまり、ものづくりをしている「」にフォーカスして表彰する制度です。人(従業員)を直接国が表彰する制度は珍しく、ちょっと面白いと思います。

●ものづくりの分野は?

大きく分けて以下の4分類です。

1)産業・社会を支えるものづくり

2)文化を支えるものづくり

3)ものづくりを支える高度な技能   ①製造・生産プロセス部門

   製造・生産工程における画期的なシステムや手法の開発・導入によって、生産の抜本的効率化など

   生産革命を実現させた個人又はグループを表彰。   ②製品・技術開発部門

   高度な技術的課題を克服し、優れて画期的な製品若しくは部品や素材等の開発・実用化を実現させ

   た個人又はグループを表彰   ③伝統技術の応用部門

   地域に根ざした文化的な技術や、熟練人材により受け継がれてきた伝統的な技術の工夫や応用に

   よって、革新的・独創的な製品若しくは部品や素材、生産プロセス等の開発・実用化を実現させた

   個人又はグループを表彰   ④「ものづくり+(プラス)企業」部門 ①ものづくりの現場を支える 高度な技能部門

   製造した「もの」を活用してサービス・ソリューションへと展開を図り、新たなビジネスモデルに

   よる新たな付加価値を作った個人又はグループを表彰

4)ものづくりの将来を担う高度な技術・技能   ①一般部門(就業者)   ②青少年部門(学生)   ③人材育成支援部門

   青少年育成支援や第4次産業革命に対応したデジタル化対応の人材育成等、幅広く、日本の将来の

   ものづくり人材育成支援において、その活動が目覚ましいと認められる企業、NPO等を表彰

●受賞するとどんなメリットがあるの?

やはり一番気になるのはこの点だと思います。公式サイトでは、この様に記載されています。

Q:受賞の特典は何ですか?

A:受賞者に対して表彰式を行います。副賞として、「ものづくり名人」の称号やメダル等を授与します。

え?これだけ?と思われがちな、あっさりとした内容です(笑

ただ、実際には以下のメリットがあると思います。

★知名度向上による求人・採用面でのメリット

★社員の士気向上(モチベーションアップ)

★潜在顧客への技術力アピール、既存顧客への信頼性向上

何と言っても内閣総理大臣表彰ですので、それなりの企業信用力の向上は十分に期待できると思います。

一度、ご検討されてみては如何でしょうか。


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