みつば行政書士事務所
ドローンでソーラーパネルの点検
こんにちは。行政書士の瀬野です。
FCEV(燃料電池電気自動車)、一時期と比べて最近あまり話題にならない気がします。
比較するまでもなく、EV(電気自動車)の方が一般に普及していますね。
FCEV普及の障害となっている要因のひとつに、水素ステーションの圧倒的な不足があります。
これではいけないと言うことで、自動車業界・エネルギー業界・政府系金融機関の3者が共同で、今月
日本水素ステーションネットワーク合同会社(ジェイハイム)を設立、2022年までに水素ステーションの数を80ヵ所増やし、全国160ヵ所にするとの事です。
ところで、燃料電池電気自動車、周りで走っているのをあまり見かけないですよね?
それもそのはず、昨年末時点での国内FCEV保有状況は乗用車1807台、バス5台、トラック1台のわずか1813台なのです。しかもその大半が行政や法人所有で、個人ユーザーはいわゆるリッチ系アーリーアダプターのごく少数といった状況です。そして、仮に、水素ステーションの数が大幅に増えたとしても、FCEVの車両価格、燃料となる水素の価格がまだまだ高額なので、普及への道のりはまだまだ厳しそうです。
さて本日のご相談は「ドローンでソーラーパネルの点検」です。
早速見てみましょう。
Q:現在、ソーラーパネルの点検は作業スタッフ数人がかりで行っているのですが、次からドローンで行おうと思っています。事前に許可とか必要ですか?
A:ソーラーパネルの点検でドローンを飛行させる場合も、他の用途と同じ様に、以下に該当していないか確認します。
●DID地区(人口集中地区)かどうか
●人・物件との間に30m以上の距離を確保できるか
Q:自社の敷地内でもDID地区内であれば、やっぱり許可が必要と言うことですね。
A:基本的にそうです。
Q:ところで、ソーラーパネルの点検にドローンを使っている会社って他にも結構多いのですか?
A:そうですね。人力で作業すると通常5時間程度かかる点検が、ドローンで行うとバッテリー1本分(15分程度)で済んでしまうので、作業時間と人件費などのコストも大幅に削減でき、ドローンでソーラーパネルの点検を行う会社は増えている傾向ですね。
Q:5時間が15分に短縮というのはかなり魅力的です。
A:そのほか、赤外線カメラ付きドローンとクラウドを組み合わせ、ドローンが行ったソーラーパネルの点検データを分析し、報告書の作成までを自動化したサービスを提供している会社もあります。
Q:なるほど。ドローン周りのソリューションサービスが増えて、これからますます便利になっていきそうですね。
