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  • 執筆者の写真みつば行政書士事務所

FSって何ですか


こんにちは。行政書士の瀬野です。

最近やっと暖かくなったと思っていたら昨夜からまた冷え込んでいますね。

低体温で冷え性な私は、まだまだ暖房のお世話になっております。

 

さて本日のご相談は「FSって何ですか」です。

このブログで度々登場する、例の新入社員さんからの質問です。

Q:こんにちは。以前、デューデリBCPについて質問した新入社員の児島です。昨日のお昼、社員食堂でまた謎のワードを耳にしました。SFじゃなくて「エフエス」です。あのエスエス製薬とは関係なさそうですが。

A:意識の高い社員食堂ですね~。

FSとは、フィジビリティ・スタディ(Feasibility Study)の略称です。

Q:フィジーでビリーが勉強?

A:ビリーって誰ですか。もしかして昔流行ったブートキャンプの人でしょうか?

・・・ま、話を戻して、FSとは、新規プロジェクトなどの、事業化可能性を調査することをいいます。

例として、海外進出する際のFSについて説明しますね。

【海外進出プロジェクト】

国内での事前調査

まず、国内での予備調査を行い、実行しようとしているビジネスプランの検証を行います。

ここでしっかり調査しておくと、後々スムーズになる可能性が高まります。

主な調査項目

・進出先の国や地域での法律上での規制はクリアできるか

・カントリーリスクについて

・仕入れなどの具体的なコストのシミュレーション(原材料・部品調達、インフラ整備状況)

・販売に関すること(市場規模・市場特性・流通事情)

・資金調達・金融制度・税制面

・労働事情・賃金・労働関係法規制

・駐在員のビザ・住環境

・現地でフォローしてもらえるパートナーの選定

などなど

これらを調査して纏めたら、いよいよ現地に行き、関係者を訪問したり、目で見て確認します。

行って見ないと分からないこともたくさんあります。

海外での現地調査

主な確認項目

・国内で事前に調査した事と、現地の状況が実際に合致しているのかの検証 ・国内で調査しきれなかったローカルエリア情報などの確認 ・治安などを含め現地事情を自分の目で確認 ・パートナー・取引先候補と面談、会食

などなど

実際は、自社だけで進めるのではなく、商社やコンサル会社などと打ち合わせしながら進める場合が多いと思います。(会社の規模によります)

Q:なるほど。そう言われてみたら、食堂で話していたのは事業戦略室のスタッフだったし、また海外支店を増やすのかな~。事前見学だけなら僕も付いていきたいな~。

A:児島さんも、関われるチャンスがあると良いですね。かなりの経験値になりますよ^^


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