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  • 執筆者の写真みつば行政書士事務所

外車に追突してしまいました


こんにちは。行政書士の瀬野です。

GW谷間の平日、みなさま如何お過ごしでしょうか。

私は事務所でコツコツと書類作成中です。補助金サポートをしていると、この時期とても休んでいられません。それ以外にも何かと調べ物が多く、事務所前の工事の進捗を見守りながら有意義にすごしております^^

と言いつつ、良いお天気なのでどこかに出かけたい気もしますが・・・

 

さて本日のご相談は「外車に追突してしまいました」です。

早速見てみましょう。

Q:お久しぶりです。先日、FSについて質問した児島です。

A:こんにちは。お元気でしたか?

Q:それが・・・、先週、ポケモンしながら運転していたらうっかり外車に追突してしまって・・・

A:えーっ!それは大変じゃないですか。しかもポケモンしながら運転って・・・相当危ないですよ。人を轢いたらどうするのですか。もう絶対にやめてください。

Q:10km卵が孵化しそうだったのでついつい何が出てくるか気になって、ちょっと目を離したらガツンと音がして心臓が止まるかと思いました。そして顔を上げたら目の前にはベンツが・・・。

A:それでどうしたのですか?

Q:サングラスの怖そうなおじさんが下りてきて、「君、どないしてくれんねん。まぁとりあえず警察呼ぼうか。そうそう、代車料は1日10万やで」と言われました。

この様な高額な代車料を、僕が支払う義務があるのでしょうか?いわゆるぼったくりじゃないんですかね?

A:ケースバイケースではありますが、この場合、高額な代車料を負担しなければいけない可能性が高いです。事故の被害者(メルセデスベンツの運転手)は、修理期間中は当然その車を使用することが出来ません。判例では、「営業の性質から高級車を使用することが相当である場合には、事故車両に匹敵する代車料を請求できる」としています。

ですので、今回、被害者の方が営業でその車を使用していたら上記の判例が適用される可能性が高く、国産車と比較すると高額な代車料を支払う義務が生じるかも知れません。

Q:でも、1日10万はないでしょう。いくら何でも。僕の給料3日で無くなりますよ。

A:また判例の話になりますが、ポルシェの1日あたりの代車料として、国産高級車の38日分が認められたケースもあります。その他、ロールスロイスの代車料として100万円が認められた例もありますね。

Q:そうなんですか・・・。せっかくの連休なのにユウウツになってきました。ちょっと目を離しただけなのにとんでもない代償だ。

A:とにかく、ポケモンしながら運転していた児島さんにかなり非があることは間違いないですね。ゲームしながらの運転は、飲酒運転と同じくらい危険なので、今後絶対にしないで下さいね。運転中はポケモンを起動しないか、停止してから操作しましょう。


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