• みつば行政書士事務所

定年後は飲食店でもしようかと思っています


こんにちは。行政書士の瀬野です。

一昨日から、試験的に「1日1食生活」をこっそり始めました。

育ち盛りはとうに過ぎ去り、そんなに毎日沢山カロリー摂らなくてもいいかな~?と思った次第です。

ちなみに1日1食している有名人や芸能人は結構居るみたいですね。

・ガクト ←無関心

・ビートたけし ←無関心

・タモリ ←無関心

・オバマ前大統領 ←一度夢に出てきた

・福山雅治 ←無関心

・高田明(ジャパネット元社長)←超リスペクト

内臓を長時間休ませることに数々のメリットがあるらしく、興味深いです。

まぁどれくらい続くか分かりませんが、とりあえず1週間試してみようと思います^^

さて本日のご相談は「定年後は飲食店でもしようかと思っています」です。

早速見てみましょう。

Q:来年で定年を控えており、料理が好きなので退職金を元手に飲食店でも始めようかなと考えています。

何かアドバイスなどあれば教えてください。

A:店舗の立地や商品の価格帯、初期投資の回収スケジュールなど具体的にプランはありますか?

Q:うーん、いきなりそんな難しい事は考えていませんが、とりあえず不動産屋でテナントは探してますよ。毎週末、店舗を探してウロウロ散歩するのが楽しいんですよね。繁盛した時を想像してしまいます^^

A:・・・。ちなみに、お料理のジャンルは何でしょうか。

Q:おでんです!色んなネタを豊富に用意するつもりです。それにほら、おでんなら原価も安いでしょ?

A:おでん屋さんで成功しているお店をどれくらいご存知ですか?

Q:はなくじら!あの店はいつも行列ですごいと思いますよ。私もあの行列を目指します!

A:商売を始める前には、まず考えられるリスクを洗い出し、回避できるか否か検討します。

それではおでん屋さんを始めるとして、簡単にシミュレーションしてみましょう。

・普通の人は、おでんを年に何回位食べる?

 →カレーやラーメンより多く食べる、という人はおそらく少数

  →おでん業態で開店した場合、顧客の来店頻度はカレーやラーメン店よりも低くなる

・コンビニのおでんより美味しい味を提供できるか?

 →コンビニと変わらない味ならば、何を客寄せにするのか考える

・おでんは庶民的な食べ物のイメージが強いため高単価設定では提供できない

 →お酒など高利益率のサイドメニューを充実させる

おでんは冬場の季節商品であることから、夏場は閑古鳥が鳴くと予測できる

 →その状態でテナント家賃などの固定費の支払いをカバーできるか?

Q:厳しい話ばかりで何だかやる気が半減してきましたよ。もっとポジティブに考えたいです。

A:まだまだ序の口ですよ。ところで開店の元手となる退職金はどれくらいでしょうか。

Q:1500万円です。

A:おでん屋さんの開店にはどれくらいの費用を見積もっていますか?

Q:うーん、500万円くらいはかかるのかな?600万?

A:場所によっても違いがあるので、ごく一般的な例でお話しますね。

おでん屋さんであれば、20坪くらいの小さなお店を賃貸契約することになるでしょう。ここで、保証金や礼金、仲介手数料等々でまず500万円くらい必要です。加えて、内装費用や厨房機器の購入、レジなどの設置・導入に300万円くらいかかります。また、出店時のチラシ広告やHP制作なども考えると、合計で大体1000万円ほどは見積もっていた方が良いのではないでしょうか。

Q:1000万!!小さいおでん屋に1000万円ですか!それは妻が大反対しそうだ・・。

A:さあ次は回収計画です。この初期投資1000万をどれくらいで回収するかというと、銀行から借りた場合を想定して3年~5年を目途にします。1000万円を5年間で均等割りしていくので、年間200万円、月々で言うと17万円ほどを通常売り上げにプラスしていかなければなりませんね。*利息は考慮外

Q:5年もかけて返済なら余裕と思ったけど、毎月17万って聞かされると結構な負担ですね・・・。

A:借りる予定のテナントが、仮に坪単価1万円だとして計算すると、光熱費などを合わせた月々の支払いは約30万円、月々の返済額と合算すると毎月47万円の固定費支出となります。おでんで月に50万円売り上げても、手元に残る利益は3万円ですね。また、食材原価と人件費を売り上げ全体の60%以下にしないと、その店は回らないという外食産業の業界基準もあります。

Q:もうテナント探す元気が無くなってきましたよ・・。おでん屋開業、もっと気軽に考えていました。

A:今お話したリスクはほんの一部です。それでも成功している個人飲食店もたくさんありますので、それらのお店をリサーチするのも良いと思います。とにかく備えあれば患いなしなので、しっかりと事前準備や情報収集、マーケティングなどを行い、開業するのをお勧めします^^


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