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  • 執筆者の写真みつば行政書士事務所

小さな商店の事業計画(小売店)③


こんにちは。行政書士の瀬野です。

私が好きな言葉のひとつに、who cares があります。「誰も気にしてないよ」という事です。

時々、他人からの評価を異常に気にした挙句、行動を辞める人が居ますが、まさに who cares です。自分が思うほど、他人はあなたのことを気にしていないのです。それなのに、周りを気にして結局何もしない人を見ると、折角思いついたアイデアを実行しないなんてもったいないなぁと思います。そうこうしているうちに、時間はあっという間に過ぎて行くのです。今年ももうすぐ折り返し地点。本当に早いです。

 

さて本日のご相談は「小さな商店の事業計画(小売店)③」です。

小さな商店シリーズ(1回目2回目)に続く最終回です。

Q:連休前にSWOT分析を教えてもらいましたが、その結果、何をするんだったか分からなくなって来ました。

A:あれから日数が経ってしまいましたので、ここで一旦、事業計画書の組み立て方について全体像を復習してみましょう!

《事業計画書の組み立て方》

まずは6W1Hで考えてみる

WHY:なぜこの事業なのか?

 ここは創業のきっかけとなる部分で、困難に直面した際に思い出してほしい重要なポイントです。

WHAT:商品やサービスの具体的な内容は?

 取り扱う商品やサービスの内容をまとめていきます。そしてそれは、市場や顧客に受け入れられるのか

 どうか検討します。

WHERE:想定する市場は?顧客層は?

 業界や取扱製品によりけりですが、小売店や個人事業主の場合は、ターゲットを出来るだけ絞り込むと、

 アプローチの手法を具体的に検討できるようになります。

HOW TO:どのように提供するのか?  販売方法や独自のノウハウなど、競合優位に立つためにはどの様な形で顧客に提供を行うのか考えます。

WHEN:どんな時期に・どのようなタイミングで?

 ヒト・モノ・カネを投入するタイミングを想定します。

 時間軸の設定を行う事で事業の実行計画に具体性が生まれます。

WHO:誰が?

 事業内容を実践する上で、どの様な人材が必要になるのかを考えます。  どんな経験を持った人が何人必要なのかをリストアップします。 

HOW MUCH:資金・売上・利益目標は?

 事業フローや売り上げ見込みと共に、資金調達手段についても検討しておきます。

《事業計画書の主なフレーム》

●タイトル

●事業理念

●市場動向の説明

●当事業が持つ市場での優位性

●事業の狙い

●事業概要

●商品やサービスの説明

●販売戦略

●事業検証シミュレーション

●販売計画

●人員計画

●資金計画

●月次計画

●3~5か年計画

Q:なるほど。これらをひとつひとつ検討して事業計画書を作り上げていくのですね。

・・・と言ってもやっぱり一人では難しそうなのでフォローしてください。

A:もちろんです。一緒に事業計画書を作成して行きましょう^^

一度作成した事業計画書は、補助金申請や融資申込の際に作成する資料のベースとなります。

また、数年ごとに内容を見直すことで、経営戦略をブラッシュアップ出来ますのでお勧めです。


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