こんにちは。行政書士の瀬野です。
一目で新入社員と分かるフレッシュマン(死語)を街で見かける、微笑ましい季節です。
私は今は行政書士ですが「会社員でないと得られなかった経験」というのは確実にあります。
大企業から中小企業まで数社経験した事を思い出しながら書き出してみました。
《大きな会社でしか得られなかった経験》
・それなりのレベルのビジネスマナー
・大企業同士の商習慣や、リテラシー
・数億円規模のプロジェクトへの参画
・経団連等への参加
・勉強し続ける習慣←しないと生き残れません><
*ここで言う勉強とはもちろん資格取得などの勉強では無く、業務関連知識(企業法務・英語・IT・マーケティング・経営戦略・業界知識・製品知識等々)の習得です。
《中小企業でしか得られなかった経験》
・多能工視点で業務に取り組むこと
・経営層の目線で全体を見る習慣
・現場を沢山体験できる
・部署間やキーマンとの調整力(笑
・リスク事前回避、トラブルから早期復活する為の根回し(笑
・他、主に人間関係の細々としたこと(笑
こうして思い出してみると、色々な事に巻き込まれながらも、本当に沢山の経験が出来たなぁ・・・と、
今となっては感謝しかありません^^
これらの経験が無ければ、事業計画書もまともに書けなかったと思います。
行政書士の仕事にも大いに役立ち、事務所のベースになっています!
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・・・前半、自分語り風になってしまいました(;´・ω・)
さて本日は【ドローンビジネス参入】ドローンで農薬散布と題して説明いたします。
2年ほど前より、農薬散布作業にドローンが活用され始めています。
これまで、農薬散布は、農薬が入ったタンクとポンプが一体となった重い装置を人が背負って、手作業で実施するか農薬散布の専用トラクターが活用されていました。頻度は年に2~3回です。
以下は、従来手法の問題点とドローンを活用した場合のメリットです。
《農薬散布:従来手法の問題点》
・機材が重くて腰に負担がかかる
・時間がかかる(1ヘクタールあたりの散布時間150分)
・散布作業者への健康被害
・専用機材利用の場合、作業コストが高い
・農薬散布ヘリの利用もかなりの高コスト
《農薬散布にドローンを活用した場合》
・コストは従来の1/5程度
・操作が簡単
・時間が短い(1ヘクタールあたりの散布時間は10分)
特に、山間地や段々畑などでの農薬散布には、持ち運びがしやすいドローンに圧倒的優位性があります。
■農薬散布に使えるドローン機体
ドローンなら何でも良い訳では無くて、農薬散布で利用できる機体は、農林水産航空協会の認定を受けたものなど制限がありますので、その都度確認が必要です。
機体の価格帯は、目安として200万円~300万円です。
散布用農薬の価格帯目安は、1ヘクタールあたり1ℓの場合、1万円前後です。
■許認可
ドローンを活用した農薬散布作業は、航空法上での「危険物輸送」、「物件投下」に該当するため、ドローン飛行許可申請が必要になります。
また日の出前に作業する場合は「夜間飛行」の承認も必要となります。
加えて、農林水産省へ「空中散布等における無人航空機利用技術指導指針」に則った計画書を飛行前月までに各地区協議会経由で提出を要する場合もあります。
この様に色々と許認可や調整が必要ですが、弊所に申請依頼された場合、全ての機関と代理で調整いたします。詳細はお問い合わせください。