こんにちは。行政書士の瀬野です。
キャッシュレス化が進み、現金(特に小銭)で支払う機会が徐々に減りつつありますが、中国ではその先を行く「顔認証」を政府が主体的に導入しています。日頃の買い物、交通機関での移動状況などほぼ全ての行動を国に把握されてしまう事の違和感は、便利さのメリットを上回る様に思いますが、中国の国民側は便利になって良いと顔認証登録が進んでいる様です。一方、欧米諸国などはプライバシー保護の観点から顔認証でのデータ収集に規制をかけたりと、やはり国や地域によって考え方が異なりますね。日本はどちら側に近いでしょうか。
さて本日は、「補助金と助成金の違い」と題して説明いたします。
どちらも、”国からお金が支給される” という点では同じなのですが、実は色々と違いがあるのです。
まずは補助金です。
有名どころで言えば、ものづくり補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金、などがあります。
【補助金】
管轄:経済産業省
財源:税金
用途:主に設備投資
申請形態:公募型
受付期間:期間限定
審査:有り
難易度:難しい
サポートする士業等:行政書士、他
次に助成金です。
キャリアアップ助成金、特定就職者雇用開発助成金、等々、従業員を雇用する事業主をバックアップする為の施策が準備されています。
【助成金】
管轄:厚生労働省
財源:雇用保険料
用途:従業員(人)への投資
申請形態:労働局へ申請
受付期間:通年
審査:無し
難易度:易しい(形式を満たせば全て受付される)
サポートする士業等:社会保険労務士、他
以上、主な違いを列挙してみました。
特に異なる部分を赤文字にしましたが、弊所は行政書士事務所ですので、補助金サポートは可能ですが助成金のサポートは社会保険労務士事務所をご紹介しております。
補助金を取り扱う行政書士事務所は現時点ではほぼ見かけませんが、補助金支援は企業トップの経営戦略に関わることが出来るとても有意義でやりがいがある業務ですので、補助金サポートが得意な行政書士事務所が増えて行くと良いなと思います。