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  • 執筆者の写真みつば行政書士事務所

【小規模事業者持続化補助金】経営計画書の自社の強みって?

こんにちは。行政書士の瀬野です。

先日、小規模事業者持続化補助金の二つの計画書について書きましたが、

今回はそのうちの「経営計画書」について、少し詳しくご説明いたします。

*補助金シーズンに突入したので当分補助金ブログが続きます^^

小規模事業者持続化補助金の経営計画書については、

以下4つのカテゴリーに分かれています。

1)会社概要

2)顧客ニーズと市場の動向

3)自社の強み

4)経営方針と今後の目標

弊所がサポートさせて頂く際、いちばん注力してヒアリングするのが3番です。

自社の強みは、社長さんが一番よく知っているはずだからです。

そして大事なのが、補助金への応募ですので審査項目との関連です。

審査項目の中に、以下の様な項目があります。

「自社の経営状況分析の妥当性」

⇒自社の製品・サービスや自社の強みを適切に把握しているか

「経営方針・目標と今後のプランの適切性」

⇒経営方針・目標と今後のプランは自社の強みを踏まえているか

ここで言う「自社の強み」とは、単なる社長さんの主観や独りよがりなものでは無く、

・客観的に

・数字を入れて

・同業他社との差別化を示し

・その業界以外の人が読んでも直ぐに理解が出来

・今後の発展に繋がっていく

これらのポイントを意識することが大事です。

ただ、最初からこれらのポイントを考えながら自社の強みを話す事は難しいので、

ヒアリングでは自由にお話して頂き、こちらからの質問にお答えいただくと結果的に

上記のポイントが網羅される、という流れで当事務所では進めています。

さて、少し脱線しましたが経営計画書の続きです。

前回のブログで、現状分析(経営計画書)からあるべき姿(事業計画書)へのお話をしましたが、この二つは密接に繋がっています。

自社の強みを、より良い方法(補助金事業で)でさらに強化するのです。

その為には、審査員から見て、「こんな強みがあるなら補助金事業を活用するとさらに伸びるに違いない!」と納得感を持ってもらえる分かりやすい流れが必要です。

つまり、「実現可能性」があることです。

それが、先ほどの4項目の中の4番目、経営方針と今後の目標に繋がってきます。

1)会社概要

2)顧客ニーズと市場の動向

3)自社の強み

4)経営方針と今後の目標

自社の強みは3番ですが、実際は1番から4番目まで一貫して、自社の強みを意識しながら

経営計画書を作成すると、納得性のある仕上がりになり、次の事業計画書にもスムーズに繋がっていきます

前回は美容室を例に説明しましたが、地方都市の小さい美容室であれば、近所の同じ様な小さい美容室と比較しても審査員から分かりづらいかも知れないので、大手の美容室を例に挙げて比較することによって、そのお店の独自性をアピールする、という方法もあります。

また、美容室であれば、お客様と接する時間も長く雑談もしやすいので、さり気なく「どうしてこのお店を選んでくれたのか」を直接聞いてみるのも良いと思います。←コミュ力が必要!

ここでアンケート形式で記載してもらう方法は、私はお勧めしません。

理由としては、無難な回答しか得られなかったり、書くこと自体が面倒で嫌がられたり、最悪な場合はアンケートを要求されたことが嫌で次回からそのお客さんは来なくなってしまうかも知れないからです。

その業態や市場により、アピールの仕方は様々ですが、

「自社の強み」は、経営計画書の中でも肝となる部分なので、しっかりと作成していきます。

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