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  • みつば行政書士事務所

小雨だけどドローンを飛ばしたい・・・


こんにちは。行政書士の瀬野です。

月曜日。また一週間が始まりました。

会社員時代は、月曜日が憂鬱で金曜日は気持ちも軽く嬉しかったものですが、独立してみると

月曜日の憂鬱感はほぼ無くなりました。その代わりに、土日や祝日、連休などは特に嬉しくないですね~。

・・・と言うより、曜日の感覚が無くなってきました^^

 

本日のお題は「小雨だけどドローンを飛ばしたい・・・・」です。

たまたまここ数週間で、”ドローンとお天気”の関係でいくつか質問を受けていました。

まず、許認可の要件はさて置き、ドローン飛行の天敵は「雨」と「風」、そしてドローン飛行のトラブルの元は「バッテリー」「電波障害」です。

とにかく、悪天候下でのドローン飛行は絶対にやめましょう!!

ドローン飛行にとっての悪天候・悪い飛行条件とその理由は以下の通りです。

風:突風によるドローン墜落の危険性 雨:PHANTOMシリーズをはじめ多くのドローンは防水機能がない 砂:砂やホコリ(粉塵)が機体に入り込む危険性

ちなみに、これから寒さが厳しくなりますが氷点下での撮影は問題なく出来ます。

●ドローンと風

ドローンは風に弱く、私たち人間が「ん?今日は少し風があるな?」と感じる程度でも、無風時に比べ操縦難易度は上がってきます。

あまり操縦経験が無い人が、風の影響を甘く見て飛ばしてしまい、機体が大きく傾き制御不能になり墜落した事例や傾き角が限界を超えてローターが停止してしまった事例など、数多く報告されています。

(YoutubeにもたくさんUPされています)

そして、風の強さや風向きは高度によって異なるため、一見安全そうに見える上空でも、いざ飛ばしてみると思わぬ風の影響を受けてしまう場合もあります。

●ドローンと雨

ドローンは雨にも弱く、原則として小雨であってもドローン飛行はNGです。

理由は、メジャーどころのPhantomシリーズ、Inspireシリーズをはじめ、多くの機体が防水機能を備えていないためです。ですので、機体内に雨が浸水し、モーターやバッテリー、内部の基盤の故障の原因となります。数十万以上する大事なドローンが天に召されるかも知れません。

ドローン内部には気圧センサーやジャイロセンサーなど多くの感知系センサが搭載されていて、それらが正常に動作するよう密閉構造になっていないのです。また、高温になりやすい本体の熱を逃すため、熱対策として隙間が多い設計になっています。

その様な点とは別に、強行撮影してもレンズに雨粒がついてしまい、仕事で使えるレベルの映像にはなりませんので、雨天時のドローン飛行は百害あって一利なしですね。

しかし、”どうしても雨天時に撮影が必要” なクライアントさんも居るかもしれません。

そんな時は、DJI社の産業用ドローンMatriceシリーズ(M200・M210)での撮影を検討しましょう。

この機体は、点検用途などへの活用が想定された設計で、何と防水機能を備えています。

お値段は大体100万円前後との事です。

【まとめ】

雨天時で飛ばせるドローンも探せばありますが、一般的な機体の場合、小雨であっても故障する可能性大です。止めておいた方が良いでしょう。

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