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  • みつば行政書士事務所

ドローン飛行許可を取っているのに警察が来た


こんにちは。行政書士の瀬野です。

今日は、今年知っておきたいキーワードとして「全個体電池」をご紹介します。

全個体電池とは何ぞや?いや別に興味ないし・・・という方のために、ものすごくザックリと説明します。

電池の中の何が液体なのか個体なのか?と言うとそれは「電解液」です。電池の中には正極と負極があり、その間を電解液が満たしているのですが、全個体電池ではその電解液の代わりに「固体電解質」があり、その中をイオンが自由に行き来することで充電と放電を行うのです。・・・と、電池自体の説明をしていると退屈なので、主なメリットと参入メーカーを見てみましょう。

全個体電池の主なメリット

◎安全性の向上

 ⇒電解液だと、液漏れ、揮発、発火の恐れがあります。

◎超急速充電が可能

 ⇒わずか数分で、90%近くまで充電。使う直前に充電したらOKです。

◎自己放電がほとんどない

 ⇒さあ使おう!と思った時にほとんど放電してしまっていてガッカリする事がなくなります。

◎フレキシブルな設計が可能

 ⇒電解液の液漏れ防止などといった安全性確保の為の設計が不要なので、小さくコンパクトに作れる。

主な参入メーカー

日本・・・トヨタ自動車 東芝 パナソニック TDK 村田製作所 太陽誘電 住友電気工業 他

海外・・・General Motors(米) Ford Motor(米)Intel(米)Bosch(独)Dyson(英)Samsung(韓)

全個体電池市場は、間違いなく今年から急速に拡大していくと思います。今から6年ほど前に私が業界調査をしていた際、当時まだ珍しかったドローンも、今ではすっかり世の中に認知されているように、全個体電池も近い将来みんなが知るものとなりそうです。

 

前置きが長くなってしまいました。

さて本日のお題は「ドローン許可を取っているのに警察が来た」です。

ドローン撮影業者さん辺りではあるある現象だと思います。

Q:先日、無事ドローン飛行許可申請が承認され、新築マンションのプロモーションビデオを撮影中に突然警察が来て、撮影中断を余儀なくされました。これにより当初の撮影スケジュールが大幅に押してしまい、日中明るいシーンの撮影が一部翌日に持ち越しとなり、追加費用が発生しました。完全に予算オーバーです。こちら側としては事前にきちんと許可を取った上で飛ばしているのに、警察にあれこれ尋問されて納得いかないのですが。

A:恐らく、周辺の住民の方か、ドローンを見て驚いた通行人などが警察に通報したのではないかと思います。警察としても、通報されると出動しないわけには行きません。かと言って、周囲全ての住民や通行人に通報をやめるように周知する手段はありません。ではどうするかと言うと、所轄の警察署に事前報告しておきます。

Q:所轄の警察署ですか。どの部署にどんな風に報告したらいいのですか?あまり警察に連絡するのは気が進まないのですが・・・。

A:報告事項としては、飛行日時、場所、飛行概要、許可取得済みである旨がメインになります。あと所轄警察署の、どの部署に電話したらいいのかですが、実際の所それぞれの警察署によってバラバラですのでひとまず代表に電話して、そこから担当部署に回してもらう流れになります。

また、警察署以外にも付近にマンションがあればその管理組合、公園であれば公園管理事務所など、関係各所に事前連絡は必須です。当事務所では、オプションで事前連絡代行サービスもありますので面倒な場合まるごとお任せください。

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