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  • 執筆者の写真みつば行政書士事務所

小さな商店の事業計画(小売店)①


こんにちは。行政書士の瀬野です。

最近、ようやく少し暖かくなってきたので4カ月ぶりに早朝ランニングを開始しました。

5時半くらいに出発して中之島周辺を走り、途中ノラ猫の写真を撮ったりしながら6時までに戻るというお気軽3キロコースです。

この時間帯は、ほとんど街に人が居なくて、空気も澄んでいて清々しいです(夜は夜で、寝る前に走るのもまた楽しかったりするのですが)

ほんの3キロでも、何となく体が軽くなった様な気がするのでお勧めです^^

 

さて本日のご相談は「小さな商店の事業計画」です。

早速見てみましょう。

Q:始めまして。福田です。私は、8年前に父の代から食料品小売店を受け継ぎ経営しています。最近ではお客様にも恵まれ、従業員も 3名雇い、順調に売上を伸ばしてきました。しかし、今後の事を考えると、漫然と経営していくのではなく、中長期的な目標を明確にしていくことが必要ではないか?このまま進んでいって良いのか?と思い始めました。そこで、当店も事業計画を策定してみたいのですが、これまで経験が無く、どのような切り口で考えていけばよいのか分かりません。

A:福田さんの様に、最近は事業計画の必要性を実感している小規模事業者が増えつつあります。それは経営戦略につながりとても良い事なのですが、やはり多くの経営者が、「具体的にどう進めていけばいいのかサッパリ分からない」と悩み、忙しい毎日の中で頓挫してしまっているケースが多く見られます。

事業計画は、必要とされる視点を的確に抑え、そこからバランス良く考える必要があります。重要な切り口がひとつでも抜けてしまうと、その部分が弱点となり、予定通りに計画が進まず、最終的にトラブルに発展するというリスクを抱えてしまうからです。

Q:必要とされる視点って、具体的に何ですか?

A:その前に、まずは「現状分析」です。現状を把握しないと、何が必要なのかが明確に見えて来ません。

Q:現状分析・・・。あんまり考えた事なかったなぁ

A:ここでは、外部環境と内部環境に分けて考えていきます。

外部環境:コントロールするのが不可能な領域だが、間接的に経営に影響を与えるもの

(政治動向、規制、経済・景気、社会動向、技術動向、業界環境の変化や顧客ニーズなど)

内部環境:自社でコントロールできる要素で、直ぐに変えることが出来るもの

(ヒト・商品やサービス・コスト・仕入れ先・技術やノウハウ・設備・などなど)

Q:いろんな視点から、自分の事業を見て把握するイメージですね。

A:そうです。SWOT分析とか聞いたことありませんか?

Q:言われてみたら以前、何かの経営セミナーで耳にしましたね。その時はああなるほど!と思いましたが今まですっかり忘れていました(笑

A:聞いたことをすぐに実践するのは、誰でも難しいものです。でも今回福田さんは、自分から事業計画を立ててみよう!と思われているので、受け身ではありません。一緒に事業計画を考えていきましょう^^

小さな商店の事業計画(小売店)②に続く・・・(近日中に書く予定)

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