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  • 執筆者の写真みつば行政書士事務所

ブラックリスト情報はいつ消えますか


こんにちは。行政書士の瀬野です。

最近、ビックリするようなニュースが続いてる中、とても癒される動画を発見したのでご覧ください。

水族館のガラスを内側から掃除しているダイバーに、トラフザメが近づき猫みたいにゴロゴロ甘えている動画です。割と長い間ピッタリと寄り添っていて、とても人懐っこいサメの様です。それにしても、サメにも甘える感情があるのでしょうか。久々にほっこりしました。

 

さて本日のご相談は「ブラックリスト情報はいつ消えますか」です。

早速見てみましょう。

Q:近々、起業を考えており、創業融資に申し込みをする予定ですが、どうしてもひとつ気になることがありまして・・・。

A:何でしょう?

Q:実は、ブラックリストに登録されている様で、新しくクレジットカードを作ろうとしても審査が通らない状況なのです。延滞したり引き落とし口座に補充しなかったりで心当たりはあるのですが、この様な状況だと創業融資も跳ねられてしまうと思いますか?

A:そうですね・・・。ちなみにブラックリストに登録されたと思われるのはどれくらい前でしょうか?

Q:うーん、ハッキリ覚えてないけど3~4年位前かなぁ?その頃、何かと資金繰りが厳しくてつい・・。

A:それであれば、ちょっと厳しいでしょうね。

一般にブラックリストと呼ばれているクレジットの事故情報は、金融機関やクレジットカード会社が、それぞれの社内規定に基づき任意に登録しているものです。

ではどの様な場合が金融事故扱いとなるのでしょうか。目安としては以下の通りです。

*危険度について、100%以外は主観です

(1)返済が61日以上、または3ヶ月以上遅れた場合:危険度100% (2)1年間に3回以上延滞した場合:危険度70% (3)2ヶ月連続で延滞した場合:ケースバイケース (4)自己破産や任意整理などの債務整理を行った場合:危険度100% (5)複数のクレジットカードを同時期に申し込んだ場合:ケースバイケース (6)携帯電話の滞納があった場合:危険度60%

Q:僕の場合は、1と2と5に当てはまっているから・・・、危険度200%位?

A:3つも該当しているとなると、かなり厳しいですね。

個人信用情報機関について、少しご説明しておきますね。国内には以下の3つの代表的な機関があります。

●CIC・・・信販会社・クレジットカード会社系の信用情報機関

●日本情報信用機構(JICC)・・・消費者金融系の情報機関 ●全国銀行個人信用情報センター・・・銀行と銀行系カード会社等が主に加盟

金融事故情報は、この3つの情報機関が相互に利用・照会出来るようになっており、このうちどれかの信用情報機関で事故登録されると、そこで即アウトになっていまいます。

Q:まるっとお見通しという訳ですね。それで、一体いつになったらその登録情報はリセットされるのでしょうか??

A:状況や信用機関によっても異なりますが、以下が目安となります。

●金融事故後、すべて完済した場合  CIC:5年後  日本信用情報機構:1年後  全国銀行個人信用情報センター: 5年後

●自己破産等の債務整理をした場合   CIC:自己破産免責から5年後  日本信用情報機構:は自己破産免責から5年後  全国銀行個人信用情報センター:自己破産免責から10年後

Q:ペナルティ厳しいなぁ。起業は当分先になりそうです・・・。

A:ついうっかりでこの様な金融事故扱いをされると後々デメリットが大きいので、クレジット引落口座には余裕を持った残高を確保しておくことが大切ですね。


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